原告の主張する争点は、1・2・3 この1は被告を提訴するに至る因果関係上、最重要と位置付けていた、しかし地裁の裁判官は取下げを求めて、原告も仕方なく同意した、また被告北詰も異論はなかった、しかし高裁ではこの1を「通常な読者がこれを見ると・・」として北詰刑事判決書の主文一頁のみの公開で、逆転無罪判決の概要が判ると判示している。
しかし逆転無罪判決となれば、誰もが何故に一審判決が覆されたのかその理由が知りたい、また裁判官は誰なのか、この逆転無罪判決は全く報道されない、一年10月も拘置されて一行のニュースにもならない。


一審が争点とすることを認めず。当事者同士でも争わず弁論にも現れない争点1が、被告が擬制自白した二審で事実認定して判断をしているのである、これは弁論主義裁判ではなく職権主義裁判であるが、この事実認定が刑事事件の補強証拠となるならば納得できる。

北詰訴訟控訴審判決から抜粋


北詰が公開していた刑事判決書、高裁はこの一枚のみ交付して、逆転無罪の判決理由が判らないと嘘を流していた。


たぶん日本で最も有名な刑事裁判官は原田國男、刑事裁判一筋で東京高裁刑事部総括判事となり、公表では8年間に何と28件の逆転無罪判決を下した、しかし裏刑事裁判を入れると36件程になる。
今回に原田の署名・押印のある正規な判決謄本と、記名のみの判決謄本の存在が社会に知れ渡った。
1996年、交付された原田判決書は抄本だった、謄本を渡さない理由が知りたかった、そこで北詰訴訟を提起した、19年を経ての謎解きが適った。


訴状から抜粋 一審裁判官はこの争点1を取下げた、